病院での治療は必要?薄毛はセルフケアで治せる?

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薄毛が気になったからといって、すぐにクリニックを受診するという方はそれほど多くないのではないでしょうか。薄毛の治療を受けることが恥ずかしいと思い、セルフケアだけで改善を目指そうとする方もおられるはずです。

しかし、薄毛の種類によっては、セルフケアだけで改善することが難しい場合もあります。また、男性型脱毛症は進行性であるため、十分な効果が見込めないセルフケアを続けているうちに悪化してしまう恐れがあるのです。

ここでは、薄毛のセルフケアは効果があるのか知りたい方に向けて、薄毛の基礎知識とセルフケアの効果についてご紹介します。

薄毛とは?

薄毛の原因には、男性型脱毛症や円形脱毛症などがあり、種類によって薄毛の始まり方が異なります。額の両脇にある生え際が後退していったり、頭頂部付近から薄毛が丸状に拡がっていったりする場合は男性型脱毛症の疑いがあるでしょう。

頭髪が全体的にまばらになっていくように進行するものは、原因が特定できていません。一説では、薬や病気が原因とされています。

また、円形や楕円形に頭髪が抜け落ちた場合は、円形脱毛症が疑いが強いでしょう。原因は、はっきりとわかっていませんが、精神的なストレスや免疫機能の異常によって引き起こされると考えられています。

薄毛の原因

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薄毛の原因は、脱毛症の種類で異なります。全てまとめると、薄毛の原因は以下のようになります。

・男性ホルモン
男性型脱毛症は、男性ホルモンの一つであるテストステロンが、5αリダクターゼの影響でジヒドロテストステロンに変化し、それが抜け毛を促進させることで薄毛になります。

・遺伝
ジヒドロテストステロンの影響を受けやすいことが遺伝することで、男性型脱毛症のリスクが高まります。

とはいえ、必ず発症するわけではありません。男性型脱毛症になったと思ったら、すぐにクリニックを受診することをおすすめします。

・栄養不足
髪は、ケラチンというタンパク質で作られており、ケラチンはミネラルによって合成されます。つまり、タンパク質の他に亜鉛や鉄などのミネラルの摂取が必要ということです。

さらに、ビタミンB2やB6、ビタミンCも発毛に関与しています。

・ストレス
自律神経は、緊張しているときに優位になる交感神経と、リラックスしているときに優位になる副交感神経で成り立っているものです。

ストレスを受けると交感神経が優位になり、血流が悪化します。血流が悪くなると、髪の成長に必要な栄養が十分に頭皮へと行き渡らなくなるため、薄毛の悪化を招く可能性があるのです。

・睡眠不足
髪に限らず、爪や皮膚などは成長ホルモンの作用によって作られます。成長ホルモンは睡眠中に分泌されるため、睡眠不足だと薄毛が進行してしまうことがあるでしょう。

・間違ったヘアケア
ゴシゴシと爪を立てて洗髪すると、頭皮を傷つけてしまいます。同時に、髪を無理に抜くことになるため、注意が必要です。

また、頭皮に残ったシャンプーの洗浄成分が頭皮環境を悪化させて薄毛を招く恐れがあります。

・喫煙
タバコに含まれるニコチンやタールは、血流の悪化を招くと考えられています。

また、一酸化炭素が酸素の代わりにヘモグロビンと結びつき、頭皮への酸素の供給を阻害してしまうことがあり、これが薄毛の原因となることがあるでしょう。

・過度の飲酒
アルコールを分解するためには、髪の成分であるアミノ酸が必要です。

そのため、アルコールの過剰摂取が髪の成長を阻害し、薄毛を招く可能性があると考えられています。

・運動不足
運動不足は筋力の低下を招きます。血液を全身へ供給するためには筋力が必要であり、運動不足が薄毛に繋がる可能性があるためです。

薄毛のセルフケア

薄毛のセルフケアとしては、先に述べた薄毛の原因を解消することです。あとは、頭皮マッサージや育毛剤の使用などを使用してもいいでしょう。

育毛剤には、血行を促すことで発毛環境を整えて、薄毛を改善する成分が含まれているものが多くあります。このような成分は、ミノキシジルや塩化カルプロニウム、センブリエキスなどが一般的です。なお、男性型脱毛症は男性ホルモンが原因であるため、育毛剤だけで改善することは困難でしょう。

また、頭皮マッサージも頭皮の血行を促すことで発毛環境を整える方法であるため、男性ホルモンが原因である男性型脱毛症の場合は改善が見込めません。これらのセルフケアは、あくまでも補助的な役割と考えて、男性型脱毛症はクリニックで治療を受けましょう。

おわりに

薄毛の主な原因となる男性型脱毛症は、男性ホルモンによって引き起こされます。また、ストレスや栄養不足、睡眠不足なども薄毛の進行を招く恐れがあるため注意が必要です。

セルフケアは、あくまでも補助的な役割と考えて、クリニックで治療を受けることをおすすめします。

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