ストレスやホルモンが関係している?ライフスタイルから考える薄毛の種類とそれぞれの原因とは?

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薄毛になることで人前に出ることが嫌になったり、自分に自信を無くしたりする恐れがあります。この状態が続くとストレスがたまるため、精神的に良い状態といえないのは明白です。

したがって、薄毛を苦に感じている場合は、治療をおすすめします。一方、薄毛の原因である脱毛症にさまざまな種類があるので、それぞれに合わせて対処していかなければなりません。

ここでは、薄毛の種類と原因について解説します。

ヘアサイクルの乱れが薄毛の原因

薄毛は、脱毛症によって毛が薄くなることを指します。脱毛症にはさまざまな種類がありますが、いずれの脱毛症もヘアサイクルが乱れることによってもたらされるものです。

ヘアサイクルとは、発毛から成長期、移行期、休止期を経て脱毛するまでの一連のサイクルを指します。それでは、ヘアサイクルについて詳しくみていきましょう。

・成長期
発毛から成長が止まるまでの期間のことです。期間は、2~6年と個人差があります。

・移行期
成長期から休止期へとシフトする時期で、約2週間しかありません。

・休止期
毛根が退化して脱毛するまでの期間のことで、約3ヶ月とされています。

脱毛症になると、成長期が短縮されてしまったり、毛が細くなったり柔らかくなったりすることで抜けやすくなります。こうして、通常よりも毛が早く抜けてしまい、部分的に髪が薄くなるのです。

脱毛症の種類

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脱毛症には、次のような種類があります。

・男性型脱毛症
男性ホルモンの影響で髪が柔らかく細くなり、短期間で抜けてしまいます。

・円形脱毛症
円形状に毛が抜け落ちる脱毛症で、ストレスが引き金になると考えられています。

・脂漏性脱毛症
皮脂が過剰分泌されることで、皮脂をエサにしてマラセチア真菌が増殖します。それによって脂漏性皮膚炎になり、悪化すると薄毛になってしまうことがあるのです。脂漏性皮膚炎によって起こる脱毛を脂漏性脱毛症といいます。

・粃糠性(ひこうせい)脱毛症
皮膚が乾燥することで、フケが発生します。そのフケをエサにして皮膚の常在菌が増殖し、毛穴に炎症を引き起こした結果、ヘアサイクルが乱れて薄毛になってしまうことがあり、それが粃糠性脱毛症です。

男性型脱毛症が主な原因

男性の薄毛の主な原因は、男性型脱毛症だといわれています。男性ホルモンのテストステロンは、5αリダクターゼという酵素の働きによってジヒドロテストステロンに変わり、毛乳頭細胞の受容体と結合すると毛を作る毛包の成長が阻害されて、髪が太く長く成長する前に抜け落ちてしまうようになるのです。

急激に脱毛する訳ではないので、初期段階では気づくことができません。少しずつジヒドロテストステロンの影響が出て薄毛になっていくということです。

男性ホルモンは、特定の病気にかかっていない限り全ての人に備わっているため、誰もが男性型脱毛症になる可能性があります。男性型脱毛症は男性ホルモンだけではなく、次のような複数の原因が重なることで発症すると考えられているので、参考にしてください。

・ストレス
強いストレスを受けると、自律神経のバランスが乱れ、血流が低下してしまいがちです。

発毛と育毛に関わる栄養は血液によって毛乳頭に運ばれるので、血流が悪いと十分な栄養が毛乳糖に供給されず、髪の成長が妨げられてしまいます。そのため、できるだけストレスを受けないようにすることが大切です。

・生活習慣
睡眠不足や喫煙、栄養に偏りがある食事などによって新陳代謝が低下し、発毛や育毛に悪影響を及ぼします。

男性型脱毛症のセルフチェック

男性型脱毛症の進行を防ぐことで、薄毛を予防できる可能性があります。まずは、男性型脱毛症に気づかなければなりません。

次のような方は注意が必要です。

・家族に薄毛の人がいる
・思春期以降に抜け毛が増え、薄毛が進行している
・シャンプーやブラッシング後の抜け毛が多い
・額の生え際が後退したり頭頂部が薄くなってきたりしている
・細くて短い、ハリやコシがない毛が増えた

男性型脱毛症の治療法

早期に治療を開始して進行を食い止めることができれば、薄毛を予防できる可能性があります。髪が薄くなっていたとしても、目立つほどにまで薄くなる前に食い止めれば、男性型脱毛症で悩むこともなくなるでしょう。

男性型脱毛症の治療には、主に内服薬と外用薬が用いられます。

内服薬

主に用いられる内服薬はプロペシアです。5αグルコシダーゼを阻害して、テストステロンがジヒドロテストステロンへと変換されるのを防ぎます。

内服開始から約3ヶ月で抜け毛の減少と産毛の増加がみられ、4ヶ月~6ヶ月で薄毛の改善、6ヶ月~1年で目に見えて毛量が増加するのが目安です。ただし、効果の現れ方には個人差があるので、実際に治療を始めなければ自分に適しているかどうかわかりません。

外用薬

主にミノキシジルが配合された外用薬を使用し、毛母細胞の分裂を活性化させることで毛の成長を促進します。継続的に使用することで効果が期待できますが、内服薬と併用しなければ満足できる効果は得られません。

おわりに

薄毛になることで人目が気になると、ストレスが溜まります。ストレスは薄毛に悪影響を及ぼすため、できるだけ早く治療を開始することが大切です。

さまざまな種類の脱毛症がありますが、男性の薄毛の主な原因は男性型脱毛症と考えられています。進行して薄毛に悩むようになる前に治療を開始しましょう。

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