夏に向けてケアしよう!手汗や足の裏の臭いが気になる局所性多汗症とは?

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身体のさまざまな部位から大量に発汗する場合、多汗症にかかっている可能性があります。また、特定の部位だけ発汗しやすいのであれば、局所性多汗症の場合があるでしょう。

ここでは、手汗や足の裏の臭いが気になる場合に疑われる局所性多汗症について解説します。

局所性多汗症とは?

日常生活に支障をきたすレベルで大量に発汗する病気が多汗症です。このような症状が部分的に現れるものを局所性多汗症といい、全身に起こる全身性多汗症よりも患者数が圧倒的に多いとされています。

局所性多汗症の原因

汗は、自律神経の働きによって分泌されるものです。

自律神経は、緊張しているときに優位になる交感神経とリラックスしているときに優位になる副交感神経で成り立っています。このうち、交感神経が過敏になると局所性多汗症になると考えられているのです。

しかし、詳しいことは解明されておらず、ストレスを受けることをきっかけに出る精神性発汗との関連も指摘されています。

局所性多汗症の人は、緊張や動揺などによるストレスを受けたときに発汗量が増え、大量の汗が出ていることを気にしすぎて更に汗が分泌されてしまうという悪循環に陥ることもあるので、早めに治療を受けることが大切です。

夏は、気温が高いこともあり、余計に汗をかきやすくなっています。夏のことが嫌いになってしまう前に、治療を受けることを検討しましょう。

局所性多汗症の種類

局所性多汗症は、多汗症になっている部位に応じて呼び方が異なります。

手掌(しゅしょう)多汗症

手のひらの多汗症のことで、手汗によって紙が濡れたり、手が滑って物を落としやすくなったりします。

足蹠(そくしょ)多汗症

足の裏の多汗症のことで、スリッパやサンダルを履いたときに滑ってしまうほどの汗をかいてしまうことがあるでしょう。また、足が蒸れるため雑菌が繁殖しやすく、かゆみや臭い、水虫などのリスクが高まります。

頭部多汗症

頭の多汗症で、顔にダラダラと汗が流れてきたり、髪の毛が水をかけたかのように濡れたりします。頭皮が蒸れるため、炎症が起こりやすく、抜け毛の原因にもなるので、注意したい多汗症です。

顔面多汗症

安静時に額に汗をかき、緊張したときにはしたたり落ちるほどの汗をかきます。

多汗症のセルフチェック

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自分が多汗症かどうかを知りたい場合は、セルフチェックをしましょう。

次の項目に2つ以上当てはまる場合は、多汗症の可能性があります。
・日常生活に支障が出るほどに大量の汗が出る
・安静時に大量の汗をかくことが週に1回以上ある
・就寝中はそれほど汗をかかない
・25歳未満で汗が他の人よりも出やすく、量が多いことに気づいた
・多汗症の人が家族や親戚にいる
・両手のひらや両脇など左右対称で多汗症の症状があらわれてる

このような多汗症の症状は、糖尿病や更年期障害、甲状腺機能亢進症などの病気でも現れます。他の症状を確認して、可能性が高い病気の診察を行っている診療科を受診しましょう。

多汗症の治療法

多汗症の治療には、ボトックス注射や制汗剤の塗布などがあります。

ボトックス注射は、ボツリヌストキシンを無害な状態にまで希釈したものを注射する治療法です。交感神経の働きを抑えることで発汗を抑制します。効果は7~10日で現れるのですが、効果の持続期間は3~6ヶ月と短く、定期的に施術を受けなければなりません。

制汗剤は、汗が出る部分に塗るだけで発汗を抑えることができる薬です。入浴後に患部に塗り、翌朝に軽く洗い流すだけで効果が2~3日持続します。

おわりに

手汗や足の裏の臭いが気になるのであれば、多汗症のセルフチェックをしましょう。大量に汗をかくと、蒸れて滑りやすくなるだけではなく、雑菌が繁殖して臭いを発生するようになります。

汗と臭いの両方を気にすることでストレスを受け、交感神経が刺激されて多汗症が悪化することもあるので、そうなる前に治療を開始しましょう。

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