まずは原因を知ることが大切!薄毛の種類と治療法

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最近、髪が薄くなってきたと感じた場合、その原因を突き止めるようにしましょう。薄毛には、いくつかの原因があります。その原因にあわせて適切に対処しなければ、薄毛を改善することはできません。

脂漏性脱毛症や粃糠性脱毛症などは、治療すれば再び発毛しますが、男性型脱毛症は治療が遅れると元の状態に戻すことが困難になります。そのため、原因を突き止めて、できるだけ早く適切な処置を受けることが大切です。

ここでは、薄毛が気になる方に向けて、薄毛の種類や原因、治療法などについてご紹介します。

薄毛とは?

薄毛とは、髪が薄くなった状態を指します。進行すると、頭皮がみえてしまい、目立つようになってしまうこともあるでしょう。

一口に薄毛といってもさまざまな種類があるので、自分の薄毛がどれに該当するのかを知ることが先決です。薄毛には、男性型脱毛症(AGA)や脂漏性脱毛症、粃糠性(ひこうせい)脱毛症などがあります。

男性型脱毛症(AGA)

髪は、成長期から退行期、休止期を経て脱毛し、再び発毛するというサイクルになっています。これをヘアサイクルいい、ヘアサイクルが乱れることによって薄毛が引き起こされてしまう場合があるのです。

男性型脱毛症はAGAとも呼ばれ、ヘアサイクルの成長期が短縮されることにより、短くて抜けやすい髪が増え、結果的に薄毛になります。これは、男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼという酵素によって変化したジヒドロテストステロンが、毛乳頭細胞に影響を与えるためです。

毛乳糖細胞は発毛に関わっているため、悪影響を受けると薄毛が引き起こされてしまうことになります。

脂漏性脱毛症

脂漏性脱毛症は、脂漏性皮膚炎が悪化することで起こる症状です。脂漏性皮膚炎とは、皮脂の分泌が多いことによって、皮膚の常在菌である「マラセチア真菌」が皮脂をエサに大量に増殖し、皮膚に炎症を引き起こされてしまいます。

これは、皮脂を分解するときに刺激物質の遊離脂肪酸が生産されるために、炎症が起こってしまうという仕組みです。この炎症が強くなると、患部の頭髪が抜け落ちてしまうことがあり、このような症状を脂漏性脱毛と呼びます。

粃糠性脱毛症

粃糠性脱毛症は、頭皮の角質の異常が原因です。大量の角質が剥がれ落ちて、フケが発生します。また、そのフケが毛穴を塞ぎ、発毛を阻害してしまうことがあります。

薄毛の原因

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男性型脱毛症の原因は男性ホルモン、脂漏性脱毛の原因は皮脂の過剰分泌、粃糠性脱毛症の原因は角質の異常です。脂漏性脱毛に関しては皮脂の分泌をコントロールするために、脂分の摂り過ぎに注意し、粃糠性脱毛症に関しては肌のターンオーバーを整えることで予防できると考えられます。

また、脂漏性脱毛症と粃糠性脱毛症は、皮膚の炎症や角質の異常を改善できれば、薄毛が改善される可能性があるのです。しかし、男性型脱毛症は、身体にもともと備わっている男性ホルモンが原因であるため、原因に基づいて予防するということができません。

この場合、薄毛全般の原因となる偏った食事や睡眠不足、ストレスなどを解消することが先決です。

ストレスは、自律神経を乱して血流の悪化を招きます。血流が悪くなるということは、髪の成長に必要な栄養が十分に頭皮へと供給できなくなることにつながり、薄毛が悪化してしまうわけです。そして、髪を作るタンパク質や亜鉛、ビタミンB6などの栄養が不足していると、血流がよくても薄毛に繋がる可能性があります。

さらに、髪を作るために必要な成長ホルモンの分泌が不足していることも薄毛の原因となってしまうでしょう。成長ホルモンは就寝から約3時間の間に多く分泌されるため、睡眠不足が薄毛の原因の1つです。

薄毛の治療法

脂漏性脱毛症と粃糠性脱毛症は、炎症を抑える薬を使用したり、繁殖している雑菌に有効とされる薬を使用することで改善に向かうと考えられています。しかし、男性型脱毛症に関しては、男性ホルモンが原因であるため、別の治療が必要です。

男性型脱毛症の治療では一般的に、ジヒドロテストステロンの生産に関わる5αリダクターゼを阻害するプロペシアなどを使用します。放置すると薄毛の進行を招くため、できるだけ早く治療を開始することが大切です。

おわりに

一般的に、薄毛の原因とされているものは、男性型脱毛症です。脂漏性脱毛症と粃糠性脱毛症は、炎症を抑えることで再び発毛することが期待できますが、男性型脱毛症は進行してしまうと元通りの状態には改善できません。

薄毛の原因が男性型脱毛症とわかった場合は、できるだけ早く治療を開始しましょう。

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