発毛効果の疑問!育毛剤に含まれるノコギリヤシに副作用はあるの?

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発毛効果を謳う育毛剤はたくさんありますが、そのほとんどにノコギリヤシが含まれています。そのため、ノコギリヤシは一体どのような成分で、どのような効果があるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。

また、その名称から植物であることが予想できますが、本当に植物に薄毛を改善させるような効果があるのか疑問が残りますよね。副作用の心配がないか不安に感じる方もいるでしょう。

ここでは、育毛剤の成分について気になっている方へ向けて、ノコギリヤシの効果や副作用などについてご紹介します。

ノコギリヤシとは

ノコギリヤシとは、葉がノコギリのような形状をしているヤシ科の植物です。花が咲いた後にできる実には、血行促進や利尿、強壮などの効果が期待できる脂肪酸が含まれています。

また、国によっては前立腺肥大症に使用する医薬品として認可されていることから、ある程度の効果が期待できる成分と考えられるでしょう。

ノコギリヤシの効果

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ノコギリヤシには、男性型脱毛症(AGA)の原因であるジヒドロテストステロンの生成を抑制する作用があるといわれています。

これは、男性ホルモンのテストステロンをジヒドロテストステロンへと変化させる5αリダクターゼという酵素を阻害するためです。

このような作用は、男性型脱毛症の治療薬として主に処方されているプロペシア(成分名:フィナステリド)と同じですが、プロペシアほどの効果は期待できません。

ノコギリヤシはプロペシアより男性型脱毛症の改善効果は低いものの、一定数の人が効果を実感したという報告もあります。また、亜鉛と一緒にノコギリヤシを摂取することで、より高い効果が期待できるといわれています。

ノコギリヤシの副作用

ノコギリヤシは、基本的に副作用の心配がないとされていますが、これは用法用量を守ったうえで使用した場合に限ります。過剰摂取によって、腹痛や吐き気、下痢、便秘、頭痛、めまいなどの症状が現れることがあるため注意が必要です。

もし、副作用と考えられる症状が現れた場合には、ノコギリヤシを含む育毛剤やサプリメントの使用を中止しましょう。

ちなみに、育毛剤は頭皮に塗るものであるため、副作用が起こる可能性はさらに低くなります。ノコギリヤシの使用を中止しても副作用が続く場合は、病気など他の原因が疑われるので、早めにクリニックを受診しましょう。

また、ノコギリヤシは次のような人が使用すると問題が起こる可能性があります。

血液が固まるのを防ぐ抗血小板薬や抗血液凝固薬を服用している

ノコギリヤシには、血液の粘度を下げる働きがあるため、相乗効果により血液が固まりにくくなりすぎてしまいます。その結果、出血した際に血が止まりにくくなる恐れがあるのです。

妊娠中や授乳中

妊娠中や授乳中にノコギリヤシを摂取すると、成分が胎児や乳児へと移行します。その結果、どのような問題が起こるかわかっていないため、使用は避けた方がよいでしょう。

そして、摂取量の目安を守ったうえで服用を続けましょう。1年以上服用し続けても効果が現れない場合は、使用を中止することをおすすめします。

おわりに

多くの育毛剤に含まれているノコギリヤシには、男性型脱毛症の治療薬「プロペシア」と同様の作用があります。ただし、プロペシアほどの効果は期待できないので、発毛率もそれほど高くありません。

亜鉛と一緒に摂取すると効果が高まるとされているので、亜鉛とノコギリヤシを含むサプリを選びましょう。頭痛や腹痛、吐き気、めまいなどの副作用が現れた場合は、すぐに使用を中止してくださいね。

もし、発毛を目指したいけど安全性が気になるという方は、クリニックを受診するといいでしょう。それぞれの症状に合わせて、適切な治療を提供してくれます。ぜひ、検討してくださいね。

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