毛根鞘(もうこんしょう)の役割は?抜け毛についていると薄毛に要注意なの?

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自然に抜けた毛の先に白いものがついていて気になるという方は多いのではないでしょうか。その白いものは、毛根鞘という組織かもしれません。

また、過剰な皮脂が白い塊として抜け毛の先につくこともあります。毛根から抜けてしまったのでは?と心配になる方もいるでしょう。

基本的には、白いものがついていたからと言って毛が生えてこなくなることはありません。しかし、薄毛の前兆の可能性もあるので注意が必要です。

ここでは、抜け毛についている白い塊の正体についてご紹介します。

毛根鞘は薄毛の兆候?

毛根鞘とは、毛根と髪を頭皮に固定するために必要な組織です。つまり、毛根鞘が抜け毛についていることは自然なことであり、毛根ごと抜けた訳ではありません。

抜け毛に毛根鞘がついていても、再び髪は生えてくるので安心してくださいね。

そもそも、髪は一定の周期で発毛、成長、休止、退行、脱毛を繰り返しているので、抜け毛がある自体は問題ありません。

ただし、抜け毛の状態によっては薄毛が進行している可能性があります。髪が細くて短い場合、成長期が短縮されて脱毛していると考えられます。

このような症状は、男性型脱毛症(AGA)によるものと考えられるため、できるだけ早くクリニックを受診してください。

白いのは皮脂かもしれない

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毛根鞘が抜け毛についていても心配いりませんが、過剰に分泌された皮脂の塊の可能性もあります。皮脂の塊が抜け毛についている理由には、次の3つが考えられます。

  • ・シャンプーのすすぎ残し
  • ・頭皮が汚れている
  • ・頭皮が炎症を起こしている

いずれも薄毛の原因となるため、頭皮環境を改善させなければなりません。そのまま放置すると、脂漏性皮膚炎を起こし、悪化すると脂漏性脱毛症という状態に陥る恐れがあります。皮脂の分泌をコントロールして、健康な頭皮環境を作りましょう。

頭皮環境を整えて薄毛を防ごう

皮脂の分泌をコントロールして、頭皮の環境を整えるために、次のように対策しましょう。

  1. シャンプーを頭皮に残さないように、しっかりとすすいでください。
  2. 髪の成長に必要なタンパク質やビタミン、ミネラルなどを中心とした栄養バランスに優れた食事を摂りましょう。
  3. 髪の成長に必要な亜鉛はストレスによって消費されるので、こまめにストレスを解消させましょう。
  4. 髪は睡眠中に大きく成長するので、十分な睡眠をとるようにしてください。
  5. ドライヤーを近くから当てると、頭皮が乾燥してしまいます。肌が乾燥すると、皮脂の分泌が促されるので注意が必要です。
  6. 洗浄力が強いシャンプーは皮脂を落としすぎによる乾燥を招きます。結果、皮脂が過剰に分泌されるので、洗浄力がマイルドなシャンプーを使いましょう。

皮脂の分泌を整えたら、次は頭皮への血流を促進させましょう。十分な栄養を摂っていても、頭皮への血流が悪いと、栄養の供給が低下して薄毛を招く恐れがあります。

血行を促す方法には、湯船にゆっくり浸かったり、ヘッドマッサージをしたりする方法を試してみましょう。

そして、頭皮環境の悪化を招くタバコやお酒を控えることも大切です。喫煙によって頭皮環境を整えるビタミンCが大量に消費され、血流も悪くなります。

また、飲酒もビタミンやミネラルを大量に消費するのです。見逃しがちなのがコーヒーの過剰摂取で、コーヒーに含まれるタンニンが亜鉛の吸収を阻害し、髪の成長に悪影響を及ぼす恐れがあります。

おわりに

抜け毛に白い塊がついていても、それが毛根鞘であれば問題ありません。しかし、皮脂の塊がついていたり、毛が細くて短かったりする場合には、頭皮環境が悪くなっている可能性があります。

男性型脱毛症は進行性の病気であるため、できるだけ早く治療を開始しなければなりません。抜け毛の状態は毎日確認することをおすすめします。

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