パイプカットの手術方法とアフターケア

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さまざまな事情で子供を作りたくない人がいますが、その際にはしっかり避妊をする必要があります。避妊をしたくない場合や、避妊を失敗したときのことを心配するのであれば、パイプカットがおすすめです。

ここでは、パイプカットの手術方法とアフターケアについて解説します。

パイプカットとは

パイプカットは、またの名を精管結紮(せいかんけっさつ)といいます。その名のとおり、精子の通り道である精管を結紮して切断することで、射精した精液中に精子が含まれない状態にする手術です。

パイプカットをしても、射精時の感覚に変化はありません。後から子供を望んでも、精管を再生させることは困難であるため、パイプカットするかどうかよく考えて決めましょう。

パイプカットをする理由とは

パイプカットをする理由は人それぞれですが、以下のような理由が考えられます。

・子供の数が予定の人数に達したが避妊をしたくない
・遺伝子疾患が懸念されるため子供を作りたくない
・遺伝性の持病がある

いずれにしても、パイプカットを受けるには大きな覚悟が必要です。一人で悩まず、医師に相談しましょう。

パイプカットの手術方法

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精管は、精子が生産される睾丸から左右に1本ずつ伸びているのですが、両方の精管を切断後、両端を糸で縛って電気で焼灼します。そして、糸で縫合すれば手術は終了です。

縫合に使用する糸は自然に溶ける医療用のものであるため、抜糸の必要はありません。

パイプカットの術後

パイプカットを受けた後はさまざまなことに注意が必要です。

まず、手術を受けた日から3日後までは、シャワーを含む入浴は避ける必要があります。患部を濡らさないように注意して、身体を拭くだけにしましょう。

手術後4日目からはシャワーを浴びることができますが、患部は優しく洗いましょう。そして、シャワーの後は消毒をしてガーゼを交換してください。手術後14日目からようやく入浴が可能となり、入浴後のケアも必要なくなります。

その他の注意事項を以下で紹介します。

・患部に刺激を与えるバイクや自転車などは術後1週間以降から乗っても構いません。
・飲酒と重労働は術後1週間以降から可能です。
・精液検査の結果が出るまでは念の為に避妊をしましょう。

また、精液検査では大抵の場合20回以上射精して、精液中に精子が含まれていないか確認することになるでしょう。マスターベーションも含むので、1日1回と計算しても1ヶ月近くかかることになります。

パイプカットの合併症

パイプカットではメスを使用するため、出血や炎症が起こる可能性が少なからずあります。しかしながら、出血や炎症が起こる確率は全体の5%未満といわれているので、基本的に心配はいりません。

それでも可能性はゼロではないので、出血や炎症が起きた場合はクリニックに連絡しましょう。

パイプカットにかかる費用

パイプカットは病気の治療ではないため、保険が適応されません。そのため、クリニックによって費用に大きな差があるので注意してください。

一般的には、20万円程度の費用がかかるといわれています。

パイプカットの誤解

パイプカットをすることで、HIVやクラミジアなどの性感染症を予防できると誤解されている人がいます。性感染症は、細菌やウイルス、原虫、カビなどが粘膜に触れることで感染するので、精液に精子が含まれているかどうかは問題ではありません。

間違った知識により、性感染症を防ぐ意識が薄れてしまい、パートナーに感染を広げてしまうことのないように注意してください。

おわりに

パイプカットは、気軽に受けられるものではないので、一人で悩まないことが大切です。パイプカットを行っているクリニックは、基本的に患者の意思を尊重し、不明点や不安な点を解消するために取り組んでくれます。

パイプカットを検討しているのであれば、まずはクリニックでカウンセリングを受けましょう。

パイプカット(男性避妊術)-秋葉原中央クリニック

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