プロペシアよりも効果が大きい?ザカーロの効果や使用上の注意点について

01

薄毛が進行してきた場合は、男性型脱毛症(AGA)の可能性があります。男性型脱毛症には育毛剤の効果が低いため、クリニックでプロペシアによる治療が必要です。

これまでは、プロペシア一択の治療でしたが、2015年に厚生労働省から製造販売承認を取得した「ザガーロ」が加わったことにより、選択肢が増えました。ザガーロはプロペシアよりも高い効果が期待できるといわれていますが、本当なのでしょうか。

ここでは、男性型脱毛症の治療に使用するザガーロの効果や使用上の注意点などについてご紹介します。

ザガーロとは

ザガーロは、デュタステリドを有効成分とする男性型脱毛症の治療薬です。0.1mgと0.5mgのものがあり、どちらもカプセルタイプになっています。

ザガーロは、2009年に前立腺肥大症の治療薬として厚生労働省から認可を得ており、2015年に男性型脱毛症の治療に適用できるようになりました。

ザガーロの効果

02

ザガーロは、プロペシアよりも高い効果が期待できるといわれています。ザガーロは、男性型脱毛症を引き起こすジヒドロテストステロンの生産に必要な5α-リダクターゼを阻害し、結果的にジヒドロテストステロンの生産を抑えて男性型脱毛症を改善するというものです。

これは、プロペシアが男性型脱毛症の進行を遅らせる仕組みと同じなのですが、プロペシアがII型の5α-リダクターゼしか阻害できないのに対して、ザガーロはI型の5α-リダクターゼも阻害できます。

両方のタイプの5α-リダクターゼを阻害できるため、プロペシアよりも高い効果が期待できるのです。

ザガーロの使用上の注意点

ザガーロの使用上の注意点は、基本的にプロペシアと同じです。服用方法は1日1回、好きなタイミングで飲みます。

ただし、24時間ごとに飲むことがよいとされているので、毎日決まった時間に飲むようにしましょう。なお、0.1mgと0.5mgで効果に大きな差がみられないとされているので、基本的には0.5mgを選ぶことをおすすめします。

ザガーロは、次のような方には使用できない、あるいは効果が期待できません。

  • 抗がん剤など薬物による脱毛症
  • 円形脱毛症
  • 未成年
  • 妊婦(男性胎児の生殖器の発達に悪影響を及ぼす恐れがあります)
  • CYP3A4阻害作用を持つケトコナゾールなどの薬剤との併用

このうち、最も注意したいことは、妊婦がザガーロを服用することです。誤って服用しないように、他の薬とは別の場所に保管しましょう。

また、皮膚から成分が吸収されるため、カプセルから漏れた薬剤に触れないようにしてください。妊婦の身体に吸収される恐れがあります。

なお、カプセルから薬剤を取り出すこともやめてください。薬剤が空気中に飛散して、悪影響を与えてしまう恐れがあるためです。

ちなみに、効果が現れるまでには、少なくとも6ヶ月はかかるといわれています。6ヶ月服用を続けても改善がみられない場合は、服用を中止したほうがよいでしょう。

また、服用中と服用をやめてからの6ヶ月間は献血ができないので注意してください。ザガーロは血中濃度が下がるのが遅く、効果が持続するためです。

また、前立腺がんの可能性を示す腫瘍マーカーの数値を低下させる作用があるので、腫瘍マーカーの検査を受ける際には、ザガーロを服用していることを医師に伝えましょう。

なお、ザガーロには次のような副作用があります。

  • 性欲減退
  • 勃起不全
  • 乳房が膨らむ
  • 乳房の痛みや不快感
  • 肝機能障害

また、服用を始めてから2週間~1ヶ月のうちに、一時的な脱毛がみられることがあります。これは、ザガーロの服用による発毛効果が現れていて、毛の再生サイクルが生まれた証拠でもあるので、途中で服用をやめないようにしましょう。

また、このような症状は、1~2ヶ月程度で治まるはずなので、安心してください。

おわりに

ザガーロは、プロペシアよりも高い効果が期待できる男性型脱毛症の治療薬です。服用の注意点はプロペシアと変わりません。

ザガーロを飲んだからといって必ずしも男性型脱毛症が改善するとは限りませんが、進行する前に服用を開始することをおすすめします。

関連する記事